1860年、創業者のエドワード・ホイヤーがスイス・サンティミエに工場を設立。
創設当初からストップウオッチや、クロノグラフといったスポーツウォッチの開発に力を注いでいます。
技術力の高さで1882年にはクロノグラフの特許を取得し、クロノグラフ懐中時計を発表。1916年に世界初の”100分の1秒”まで計測可能な「マイクログラフ」も開発し、計測へのこだわりをみせました。
1920年代にはオリンピックの公式計時を3度も担当。1962年にはスイスの時計メーカーとして初となる宇宙への進出を果たしました。有人宇宙飛行を行った際、装着していたストップウォッチがタグ・ホイヤーなのです。
1963年には現在でも主力モデルのクロノグラフ「カレラ(手巻き)」をリリース。さらに当時は最も困難とされていた”自動巻き”のクロノグラフ開発に力を注ぎます。のちにブライトリング、ハミルトン、デュボア・デプラと共同研究を進め”Cal.11”の開発に成功。
1969年には世界初の自動巻きクロノグラフ「クロノマチック」と防水クロノグラフ「モナコ」をリリースし話題となりました。特に後者は「栄光のル・マン」という映画中、スティーブ・マックィーンが着用したことで更に話題になりました。
1985年、クウォーツショックで資金難だったところ、ピアジェの傘下から離れTAGグループからの資金援助を受けて『ホイヤー』から『タグ・ホイヤー』に社名を変更。これ以降、F1やインディカー等のモータースポーツ競技の公式計時を務めていきます。1999年からはLVMHの傘下に入り現代に至ります。
2003年まではF1の公式計時を担当していましたが、同年限りでF1の公式計時から撤退する一方で、2004年よりインディ・レーシング・リーグ(IRL)の公式計時を担当し、今もなお最高のデザインと精度を誇るスポーツウォッチを送り続けています。
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