エルメスの創業は、今から170年以上前に初代ティエリ・エルメスの開いた馬具工房にさかのぼります。技術が優れていたティエリは、 1867年の第2回パリ万博の馬具部門で銀賞を受賞。彼の作る製品は、ナポレオン3世やロシア皇帝をはじめとする王侯貴族たちの間で人気を博すようになりました。 そののち、3代目を継いだエミール・M・エルメスによって商品の多角化がされ、作られたのが、馬鞍を収納するためのバッグ。
その後、1923年に「ブガッティ」「ボリード」を発表したのを皮切りに、上質な革製品が次々に誕生しました。 また、バッグや財布などの革製品だけではなく、1927年には時計を、1937年にはスカーフ、1961年には名香といわれ、のちに香水部門の独立のきっかけいにもなった香水「カレーシュ」を世に送り出しました。 皇帝や貴族に愛用されている製品ですから、その作りはもちろん、貴族の品位や権威にも影響を与えるデザインや品質に、最新の注意とセンスを注いで作られています。そこが人気の秘密でもあるのです。
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