エルメスの歴史はティエリ・エルメスが高級馬具のアトリエをパリランバール通りにオープンしたことに始まります。パリ万博の馬具部門銀賞の授与をきっかけに、それから30年後、ロシア皇帝やナポレオン3世など貴族御用達のブランドとして発展し、1878年には同部門で金賞を受賞します。
その後2代目シャルル・エミール・エルメスがフォーブル・サントーレ24番地へ工房を移転し、馬具を入れる為の鞄「オータクロア」を制作。後に縦横比を変えて誕生した「バーキン」は、女優ジェーン・バーキンのリクエストを加えて制作されたものです。
その後に3代エミール・モーリス・エルメスは、馬具製作の技術を生かした職人的製法で革のバッグやベルト、財布などの製作を開始し、希少価値を持った製品は爆発的ヒットとなりました。
勢いに乗ったエルメスは、革製品にとどまらず、時計、宝飾品、フレグランス、ウェア、食器など様々な分野に進出し、市場も世界に広がっていきました。それからモナコ王妃でありハリウッド女優である「グレース・ケリー」が、バッグを手にした写真が雑誌ライフの表紙に掲載されたことから、そのバッグ自体の名を「ケリー」に改称。人気アイテムになるまで時間はかかりませんでした。
2001年には東京・銀座に『メゾン・エルメス』をオープン。ウェアラインでも世界的なデザイナーであるマルタン・マルジェラや、ジャンポール・ゴルチェを採用し、各シーズン発表される希望に満ちた最新コレクションは、常に話題を呼んでいます。
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