【買取”豆”知識】インクルージョンってなぁに?ダイヤモンドの透明度(クラリティグレード)

天然ダイヤモンドは、炭素が地球深部で強烈な熱と圧力にさらされた結果としてできたものです。その際に、ダイヤモンド内部にインクルージョンと呼ばれる欠陥が取り込まれることが多く見られます。

10倍のルーペでその種類や、色、大きさ、位置を観察しクラリティ・グレードが決定されます。

クラリティ・グレードには6つのカテゴリーがあり、そのうちのいくつかは細分化され、合計で11の等級となっています。多くの場合、肉眼で発見できることは少ないですが、Iクラスになると肉眼で確認することができます。

クラリティ スケール

■フローレス(FL):10倍の倍率でインクル―ジョンがともに見られない
■インターナリーフローレス(IF):10倍の倍率でインクルージョンが見られないが、微小な表面の欠点が確認できる
■ベリーベリースライトリ―インクル―デッド(VVS1およびVVS2):インクル―ジョンが非常にわずかなため、熟練したグレーダーが10倍の倍率で見ても確認が困難
■ベリースライトリ―インクル―デッド(VS1およびVS2):10倍の倍率でインクル―ジョンがなんとか確認できるが、微少と特徴づけられる程度
■スライトリ―インクル―デッド(SI1およびSI2):インクル―ジョンが10倍の倍率で見て容易に確認でき、肉眼では困難
■インクル―デッド(I1、I2、I3):インクル―ジョンが10倍の倍率や肉眼でもで容易に確認でき、透明度や輝きに影響を与える可能性がある

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